■お歳暮雑学
- 日本では、取引先の企業の担当者、その上席、担当役員などに歳暮を贈る習慣が広く存在しました。かつては、歳暮シーズンになれば、ビジネスマンは取引先や監督官庁の職員の自宅住所のリストをFAXで送ってもらったりして歳暮を送付していたものであり、企業のトップの家ともなればたくさん歳暮が届いたりしていたものであります。現在は公務員については歳暮の受け取りは禁じられています。 民間企業では法律で規制されているわけではありませんが、「自宅の住所は非公開」という社が増えてきています。これは、取引先企業から自宅へ「お歳暮」「お中元」を送られないようにするためです。 但し、自宅あては受け取らないが、会社宛であれば受け取るという社もあります。また従来どおり自宅あてに送る社もあるようです。中には、相手が「いらない」と言っているのに手段をつくして自宅の住所を調べて送付することも以前は珍しくありませんでした。ユニークな方法として、個人名で歳暮を送付することがあります。相手が公的団体の職員の場合、企業名でお歳暮を贈ると直ちに違法ではないがなんとなく具合が悪いものです。そこで個人からという体裁で送付するわけです。送り状の発送者欄にも発送者個人の住所氏名しか記載されていません。しかし、受け取る側の人が見ればどこの企業から送られてきたものかが一目瞭然というわけです。また、包み紙の発送者名は個人名にして、内部ののし紙だけ企業名を入れるということもよく行われていました。話は変わって発送時期についてですが、関東と関西では贈る時期もすこし違うようです。関西では12月の始めから中旬あたり、関東では11月下旬から贈られるようです。しかし、あまりにも早いのも考えもの。昔から12月13日は、1年の締めくくりとして、新年の準備を始める日とされています。ですので基本はやはり12月中旬がふさわしい時期かと思われます。