■お歳暮にかけるのし紙について

  • のし紙は、紅白花結び(蝶結び)の物を用います。昔は贈り物にあわびを添えて贈ったものです。結びが簡単に解け、何度も結び直せる意味合いから、何度も繰り返してほしいとの願いを込めて、花結びを用います。花結びは、一般祝事を始め、お礼・ご挨拶記念・行事などのご贈答に用いられます。水引の本数は、一般には五本、または七本となっています。尚、のし紙とリボンは、同格の物として扱われます。のし紙をつけるということは「より丁重に物を贈る」こころのあかしです。のし紙をかけた贈り物には、包装のみでリボン等の装飾品は一切付けません。上書きは水引結び目中央上に「御歳暮」、中央下にやや小さく名前を書きます。また、のし本来の意味から生ぐさものを贈る場合はのしをつけないのが正式です。贈り物を控え目に、また、謙譲のこころで贈るときには「内のし」とし、反対に贈り物であることを強調し、ひと目でわかることを目的にしたいときには「外のし」が多いようです。なお、地方によって「内のし」「外のし」の傾向が異なります。表書きには、何のための贈答か、その目的を書きましょう。のしの意味は「伸ばす」という意味も兼ね備えているので、慶事や縁談に関する祝い事には「縁を伸ばす」ということで使われますが、弔事には「引き伸ばす」という意味を嫌い、のしは一切使いません。水引は結婚や弔事のように、二度と繰り返したくない行事の時は結びきりにし、何度も繰り返しても良い祝い事の場合には花結びに結ぶようにします。また、水引は、「慶事」、「弔事」に限らず、濃い色が右にきます。会社でお世話になった上司が退職する場合、表書きは、新たな出発を祝い成功を祈る気持ちと、惜別の気持ちを同時に表す「御餞別」でよろしいでしょう。特にお世話になった方が御定年で退職なさるのでしたら、「御祝」でもかまいません。水引は紅白の蝶結びを用います。