■お歳暮とは

  • 一年の盆と暮れに、日頃の感謝の気持ちや健康を気遣う気持ちなどを物に託して伝えます。お正月に祖霊(先祖の霊)を迎え御魂祭りの御供え物や贈り物をした日本古来の習わしが、起源とされています。嫁いだり、分家した人が親下へお正月になると集まり御供え物を持ち寄ったのが始まり。今では、日ごろお世話になっている方々への年末のあいさつになっています。お歳暮は、お正月の準備を始める12月初めより20日ごろまでに贈ります。以前はこの時期になると百貨店、スーパーなどでギフトコーナーができましたが、最近では10月下旬や11月1日からコーナーを設けている場合がほとんどです。早くより予約すると割引きや特典がつく場合もありますので、毎年利用される方など早い目のチェックも必要です。最近では年末の忙しい時期をさけて早めに挨拶をする方も増え11月に入ってから贈るケースも増えているようです。お正月の準備に必要な品を贈るので準備を始める12月13日「事始め」ごろに贈る習慣がありました。お歳暮は、贈る人の割合が20代以上で9割を越える、かなり定着している慣習です。贈る相手は親や親戚、上司、取引先、仲人だけでなく、お稽古事の先生などに贈ることも多いようです。ただ、取引先や顧客に一律に送るというような、儀礼的な贈り物を禁止している会社もあるようです。また、学校の先生なども受け取ることを辞退する場合が少なくありません。評価を上げてもらうなどの目的を持った品を受け取っても、さして嬉しくはありません。贈り物は、心のこもった思いやりの表現であるからこそ価値があると言えるでしょう。お歳暮は、一年の締めくくりであるため、お中元よりも重視される傾向にあるようで、どちらか一方贈る場合はお歳暮にしたり、両方とも贈る場合はお中元よりもお歳暮の方が品物の値段をやや高めにすることが一般的です。お隣の国、韓国でもお中元やお歳暮に似た習慣があり、旧暦8月15日と旧正月に肉類や調味料などを贈るようです。また中国では、旧暦の8月15日には月餅という餡や卵の黄身が入った菓子を、ミャンマーでは10月にお世話になった人に食料品やロンジーという民族衣装を贈ります。